原風景<primal scene>
原体験から生ずる様々なイメージのうち、風景の形をとっているもの。
[ 大辞林 提供:三省堂 ]
このブログのサブタイトルにもなっている言葉なのですが、私の原風景は実家の庭に植えられた胡桃の木。子供の頃を思い出すとき、必ずこの胡桃の木と小さな庭を思い出す。
PCが不調でここの更新も滞っていた間に、数年ぶりに北海道に帰省してきました。目的は父を見舞うことだったので一泊二日のスピード旅行だったのですが、写真はいっぱい撮って来ようと思い、*istDとMG、フィルムもモノクロとカラーを各2本持って行きました。しかし、何故かほとんど撮ることが出来ませんでした。出来なかったと言うか、撮る気持ちになれなかったというべきかな。
澄んだ空気と高く青い空…写真を撮り始めてからあんなに撮りたいと思っていた風景のはずなのに。なんで撮らなかったんだろう。帰省から一ヶ月。時々思い起こしてはいろいろ考えてみるけどよく分からない。
北海道で暮らしていた二十ウン年間に見て来た景色は、私の頭の中で更に美しく描き換えられ、それで何の感動も無かったのか。それとも写真と言う枠の中に填められてしまう事で嘘になってしまうと感じたのか。北海道は広すぎて私の手には負えなかったのか(^^;。
まあ、とにかく、フレームの中に納まった様子をイメージ出来なかったのは確か。
結局、撮った写真は身内の集合写真と納屋に住み着いてる(飼ってる?)にゃんこの「ちゃーちゃん」の写真だけでした(^^ゞ。
雨。久しぶりにACROS。
with Cashell / ready and waiting
投稿者 chobi : September 18, 2006 11:58 PM自分も実家周辺を撮るのは苦手です。
兵庫県尼崎市のコテコテの下町
(タイガースがらみの報道で必ず登場する商店街)なので、
フォトジェニックであることは間違いなのですが、
まったくシャッタが進まない。
どうやら実家周辺では気持ちが周囲にシンクロしすぎて、
一枚一枚切り出すことができなくなってるんじゃないかと
思っています。
ただ最近意識しているのは、
家族の中でカメラを振り回している者の義務として、
なるべく多く家族の写真を撮っておこうと思っています。
フィルムでもデジタルでも何でもよくて、
とにかくたくさんの写真を。
集合写真も大事ですよねー。
お父さん、ご健康がすぐれないのですか。
だとしたら、早くお元気になられますよう願っております。
距離を考えると、そう度々は帰れないところがつらいですね。
自分の場合は、帰省したときに、田圃や畑や町の古い家や
蔵などしか、(いままでは)写真を撮る気にならなかったんです。
都会の公園など、人工の自然ではなく、子どもの頃から
あたりまえに目の前にあった野の風景のようなものしか、
気持ちが受け付けなかったというか。
chobiさん、もしかしたらお父さんがバリバリに元気なら、
撮りまくっていたのかも、という気もしないではありません。
>taketakeさん
taketakeさんもシャッター進みませんか?(笑
同じような感じだと思います^^
家族の写真は出来るだけ残したいと思ってます。
なので、*istDは常にリビングに出しっぱなしです。
家族は皆シャイなので逃げられてばかりですが(^^ゞ
>Keiさん
やはり、自分の生まれ育った土地に対する思いは、
感じ方は違っても深いものがあるんだろうなーと思います。
父のこともあったのかも知れませんね。
Posted by: chobi : September 21, 2006 07:31 AM