Juglans ailanthifolia

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ずっと引き出しの中に入れっ放しだったKODAK PORTRA 160NC、やっと使ってみました。思いの外、と言うかかなり好みの色でした。初めてでどんな様子か分からなかったので、ISO100に合わせて撮ってみたんだけど（随分前に師匠にコメントで教えていただいてましたね）、私にとってはちょうどいい感じ。フィルムの単価がちょっとお高いので勿体無くて使えなかったってのが本音ですが、こんな事なら早く使っとけばよかった。

晴れ時々曇り。

昨日、ユトリロ展に行って来ました。最終日が近い事もあってか、平日だと言うのにものすごい人。で、ありました、お目当ての「ラバン・アジル」。ユトリロの作品の中では初期のものの様ですが、後期の多彩な色合いの作品よりも、ざっくりとした印象の初期の作品が好きです。

「ユトリロの白」。砂や貝殻や漆喰を混ぜてまで拘った白。この言葉の意味は有名な話なのでやめときますが、今回作品展を実際に観て「ユトリロの白」とは、ユトリロが描き続けたモンマルトルの街が白壁の街だった、「ユトリロの描く白」では無くて「ユトリロの愛した白壁の街」と言う事で自分なりに解釈。

画家に限らず高名な芸術家の方々は、作品と彼等の数奇な（？）運命や人生を関連付けて紹介されがちですが、あまりそういう話に捉われないで先入観無く楽しみたいなと思ったりもします。

そして、この日一番「美しい」と感じたのは、出口近くに展示されていた彼のパレットでした（＾＾ゞ。

ポストカードを２枚買って帰る。

投稿者 chobi : December 1, 2007 10:54 PM