大晦日。
この半年、いろんな事が目まぐるしく変わった。張り切って取りかかったカレンダーだったけれど、心持ちの影響なのか暗い写真ばかりを選んでしまう気がして、もっとフラットな気持ちで選びたいなぁと思い後回しにしていた。そして、この数日でバタバタっと写真が決まり、大急ぎで印刷用に再スキャンをお願いしたり、日付けの玉を作ったり。やっと、完成です。年明けてしまうね。
そうそう。
下の写真は、娘が知らない間に撮っていた、写真を撮っている私の写真。
とてもお気に入りの場所、時々ふらっと出かけたくなる、近所の植物園の温室です。
これを見た時、思わず娘に「遺影にしてね」とお願いした。娘は「縁起でもない」って言ってたけど、ふざけたわけではなく、本当に遺影にして欲しいと思ったのだ。
普段しないカメラ目線の写真とか、合成で顔だけはめた和服の写真より、こちらの方がずっとずっといい。
お気に入りの場所で、可愛い花々に囲まれて、相棒となっている手に馴染んだカメラを覗いている瞬間。私が「一番幸せ」と感じる瞬間が娘の手によって閉じ込められた写真。それが自分にとって「旅立ちの写真」だなんてホント幸せだと思う。
まだまだ百歳まで生きる予定だから、また撮ってね(笑)。ありがとう。