傘をさして電車を待つ。
「どっかいきたいなー」
とか考えながらボーっと線路の先を見る。多少現実逃避??(笑)。
知らない街を気の向くままに歩きたい。カメラ持って。路地裏に潜入したり野良猫を追いかけたり。
今行ってみたいのは尾道と金沢。あ、京都はいつでも行ってみたい。
へそくり貯めないとね…(^^ゞ。
そんなこんなで就活中(^^;。
そうそう。
先月は浮世絵展に行ってきました。ふたつ。
最初に行ったのは福岡市博物館で今日まで開かれていた「大北斎展」。
「超ド級ワンマンショー」と銘打っていただけあって、総点数約300点。見応えばっちり。北斎って言うと「冨嶽三十六景」のイメージが強いというか他に良く知らなかったから、美術館の広重を後に取っておいて先に北斎見るか…ぐらいの期待度だったんだけど(←失礼です。)、見事にいい意味で裏切られました。面白いなんてもんじゃ無かったです(^^ゞ。
北斎って今で言うグラフィックデザイナーという位置付けなのかな。ミュシャみたいな感じで。美しい繊細な浮世絵もあれば、大胆なものもあり、笑ってしまうようなユーモアに富んだものがあったり。とにかく「何でもやります」的な(笑)。そして構図が素晴らしい。
面白かったのが小学生向けのマンガの付録に付いていそうな工作キット??刷られた紙を切り抜いて組み立てると大きなジオラマになるというもの。しかも銭湯(笑)。これ文章で説明するの難しい〜(T_T)。売店で売ってたら絶対買おうと思ったけど有りませんでした。作って下さい〜って、誰にお願いしたらいいんだろう…。ああいう時の図録とかおみやげ品とか誰が作ってるんだろ。
ま、それは置いといて(笑)。
で、後日。
あんまり興味なかった北斎があんなに素晴らしかったのだからとめっちゃ期待して行った福岡市美術館の「ハンブルグ浮世絵コレクション展」。
ココだけの話ちょっと期待はずれ…(^^;。
点数はかなり多かったけど、目を引くのはやっぱり広重か歌麿、北斎あたりで。歌麿は線がとても柔らかでした。
歌川広重はやっぱり侘び寂びがあって素敵。もっとたくさん見たかった。歌川一族だけで展覧会してくれないかなー。
帰りに広重の画集があって買おうか悩んだんだけど、印刷の色がビビッド過ぎてやめる。でも後でよくよく考えたら、あの浮世絵が刷られた当時はあんな色だったのかも知れないよね。今は退色して渋い色合いになったのかも?なんて思ったらちょっと複雑な心境だったりして…(笑)。
雨にぬれる野茨(多分)。
投稿者 chobi : May 22, 2011 11:05 PM