今までで一番美味しかった珈琲。
美味しさを感じる要素は、味や香りだけじゃないね。
丁寧にネルドリップする様子を見ながら、小さな椅子に座って待つ。
そこに注ぎ込まれるのはお湯だけじゃないんだなーとか思いつつ眺めるひととき。
4年ぶりに月麦さんのカレンダーを作りました。
少しだけ涼しくなってきた頃、今年こそカレンダーを復活しようかという話になり、そこから各月の写真を決めたり、フライヤーを作ったり…と忙しくも楽しい毎日でした。そしていよいよ明日から月麦店頭での販売が始まります。ドキドキ。
今年、初めてテーマを決めてみました。
「束ねる」。
hinaさんが迷うことなく次々とお花を手に取り束ねていく。そしてまるで魔法のように、束ねたことでその花の美しさが増していく。
一度、もう随分前だけど「迷わないの?」と聞いたことがある。答えは「全然。お花たちが、ここに来たいって言ってるのを感じるから。」と。
私にはその気持ちがとても良く分かる。私も写真を撮るとき、花を撮るときに、お花たちが「こっちから撮ってー」と言ってる気がしてたから。きっと聞いてる人からするととても可笑しい話なんだろうけど、正面から撮って欲しがってたり、恥ずかしそうに俯いてたり、横顔が素敵だったり…。変ですか?(笑)
そんなふうにお花たちと会話しながら束ねられた花束を、私が撮る。数え切れないほど撮ってきたけれど、毎回新鮮で楽しくて、そして癒される時間。
月麦さんの「束ねる」ことへの思い。
私が見つめ続けたその「思い」と、「月麦」という場所。
そんないろいろが詰まったカレンダーです。
郵送での販売も受け付けていますので、aboutのメールアドレスまでお気軽にお問い合わせ下さい。